お礼参りの日々
書籍制作に集中した数ヵ月が抜けて、なんだか緩んでしまいました。
実際は、次の書籍をスタートせねば……の状態なのですが、今週はゆったりとお礼参りと積読書の読破に費やしています。
明治神宮の北参道門へ着いたのは、午後4時5分。すでに門の半分は閉じられています。
閉門は4時10分なのだそうな。知らなかった…。なんとか5分前に滑り込むことができました。
中に入ってからも「閉門は4時10分です」とアナウンスが流れていたので、お礼参りは無理かなあと思っていました。
それでも、本殿の扉の前まで行ってご挨拶だけ……と思って、歩みを進めます。
本殿前に到着。なんのなんの。皆様、ゆったりとまだまだ参拝中です(苦笑)。
海外の方々が溢れていたので、アナウンスの日本語&英語では意味がなかったのかもしれません。あるいはお国柄もあるのでしょうか。
参拝者が全員退出しないと本殿を閉じることはできないわけで、この喧騒はたぶん5時近くまで続くことでしょう。
取り急ぎ、さささっとお礼のお参りを行わせていただきました。
明治神宮はやっぱり、鎮守の杜の雰囲気がひじょうに好きです。巨木が折り重なり、その上から見える空が格段に美しい。参拝した日は天氣は今ひとつでしたが、それでも美しいと感じます。
上を見上げて、「ああ、いいなあ、まだ生きていてよかった」、なんだかそんな氣持ちになります。
感動し過ぎて、写真を撮るのをスコンと忘れましたけれど。
日本全国あちこちの神社を回っていますが、明治神宮はほっこり癒されます。自分とは相性が良い神社なのかなと思われる一社です。
灯篭に巨大な蜘蛛が張り付いていました。街中で見る小さな蜘蛛ではなく、手足の長い蜘蛛です。
寒かったのかな。灯篭の明かりは少しは温まるのだろうか。
写真を撮っていたら、黒人のカップルが寄ってきて、「Spider、Spider」と言いつつ、同じように写真に収めていました。
この灯篭も蜘蛛君も、日本の風景になったかな。
表参道を抜けていくと、そこはもう「原宿」駅です。門を出ると、若いお嬢さんたちが溢れていて、海外の方々も大勢で、いつもの日本の風景でした。
週末もお礼参りが続きます……